大脳生理学の権威 大島清氏によれば
「恋愛においてイニシアチブ(主導権)をとるのは男」であるといいます。

あらためて言うことではありませんが、女性の時代になってなお、
基本的に、この事情は変わらないと、専門家は言い切ります。

断言する根拠として、脳のつくり、性差があげられ
先天的、また相対的に攻撃性に富んだ男の脳が、根源にあるとのこと。

ただ、日本史(歴史)をみれば、脳生理学者のいう
男の攻撃的性向は、実証されています。


断続的な戦闘が、弥生時代ごろからはじまり、古代は蘇我馬子入鹿親子等が権勢をふるい、中世には藤原道長などに代表されるように、各時代の権力者は男性です。

藤原道長が詠んだ有名な和歌など、性向がうかがえる確たる証ではないでしょうか。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」 (「この世は 自分(道長)のためにあるものだ だから満月が欠けることもない」という意味。

*前提として、晩酌宴会の席で、
(三日月や半月を望むのではなく)満月を楽しみたいという気持ちがある。

おごり高ぶった、天下人の心情が綴られた和歌ですが、脳生理学でいう「脳内の性差」を表している顕著な事例であると言えるでしょう。

好戦的な性向をもつのが男、それ故、権力者のほとんどが男なのです。


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